映画「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」綾野剛・北川景子ダブル主演作だが…

 今頃になって映画「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」を見に行ってきました。


公開前から見たいと思っていましたが、見に行ったときは、なんと!なんと!1日1公演のみという、もう上映終了目の前にして見に行ってきました。


見るときに「新解釈 三国志」と「てんがらもん」と悩んでドクター・デスの遺産を選ぶところが私の男前さだと思うね。我ながらこの選択は素敵だわ。


しかも、土曜日に見に行ってきましたが、多分10組もいないくらい。箱も小さめでしたが、それでもガラガラでした。 人気ないんかなー。というより、見たい人はもう見終わってるんでしょうね。


中山七里さんの原作「ドクター・デスの遺産」を映画化した作品で、本はだいぶ前に読んでました。完全には覚えてないんですが、『ぼちぼちおもろかったなぁ、映画化するにはちょっと物足りなかなぁ』なんてエラソーに思っていましたが、綾野剛好きなのでどんな映画になるか楽しみに見に行きました。


まぁ、ぶっちゃけそこまで期待してませんでしたが、期待せずに見ていただくほうがいい内容。


綾野剛好きなので、その視点からいうと『無駄に綾野剛が暑苦しすぎてオーバーリアクションすぎる。綾野剛ってクールな役柄のほうが合ってるよなー』て感じかな。MIU404もちょっと熱いキャラでしたが、あれば連続ドラマで最初の違和感がだんだん払拭されていった感じでしたが、2時間足らずの映画ではやはり払拭できずってところですね。


北川景子さんは、きれいだなと。男前の役柄は合っていたと思うんですが演技自体は綾野剛さんの熱さと丁度あっていたかもしれませんね。


とにかく演技的には木村佳乃さんが圧巻。もう、素晴らしい。あと、柄本明さんも怪演にふさわしい。このお二人の演技を見る価値があった映画でした。


原作を読んでいると、本でいう最後のオチが映画では真ん中くらいに出てしまうので、あと、1時間位どうやって埋めるんだろうかと心配しましたが、木村佳乃さんの力で最後まで行けましたねー。


テーマ的にはありがちながらも、それでも考えさせられる内容です。今のコロナ禍ではちょっと暗い話は敬遠しがちですがそこまでどっぷり暗くは描かれてないので見ること自体は軽く見れます。



撮影はコロナ禍前でしょうね。今なら絶対に描かない描写が何点か見受けられちゃいましたね。(綾野剛が食べかけの串を途中で北川景子が食べるとかね)



で、エンドロールの音楽はよかった。Alexandrosの「Beast」。終わって帰ろうと思うとなんと綾野剛さんと岡田健史さんの舞台挨拶が流れました。二人の関係がほのぼのしていて見ていて楽しかったです。綾野剛さんのピアスがちょっとエロい(色気があるというべきか)のが目が行ってしまいました。


実際本編よりお二人の舞台挨拶のほうが話としてはおもろかったかも。見たかった映画なので見れてよかったわー。


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