F1好きなので、映画「F1」観てきました。
予告である程度予想してましたが、まぁ、予想通り。
要は、ストーリーはベタベタ。と、いうか予想以上にベタベタ。なんの意外性もなく思ったとおりに進みます。
1勝もできずに事故が原因で、一旦F1を引退したソニー(ブラッド・ピット)が、どん底のF1チームから誘われてF1界に復帰。
自分が勝つことよりチームの勝利を目指して奮闘するというストーリー。
本物のF1ドライバーや監督が出てくるのでファンなら嬉しい。
ただ、撮影時と25年のチーム状況とはかなり異なっているので違和感はある。
特に見に行った前日にレッドブルのクリスチャン・ホーナーが電撃解雇されたため、最初のF1シーンでクリスチャン・ホーナーが映っていただけでちょっと泣けた。
とにかく、F1ファンからしたらありえない設定なので、ツッコミどころ満載です。
抜きまくるのもあり得ないし、ホンマにこんなことできたら失格じゃん、っていうところ満載です。
ただ、映画にそれを突っ込むと話にならないので割り切って観ましょう。
ベタベタですが、サクセスストーリーなので観てたら面白いです。特にブラッド・ピットファンならたまらないでしょうね。私は好きでも嫌いでもないので淡々と観てましたが。
F1ドライバーの映像はそこそこあるのは贅沢ですが、基本演技はしていないので、ちょっと物足りなさはあります。
フェルスタッペンのセリフ(?)はよかったかな。
ドライバーはほぼセリフはないですが、監督はちょいちょい出てくるのは面白い。特にハースの前監督ギュンター・シュタイナーとのやりとり(?)はアメリカのギュンター・シュタイナー人気からのシーンの多さだったんでしょうね。
今の小松礼雄さんだと悪役にはならなかったので、ギュンター・シュタイナーでよかったのかなと。
何より最後のトト・ウォルフのセリフが一番おいしかったですね。いいところ全部もっていった感じ。
本当にF1好きな人観たらムカつくかもしれませんが、個人的にはこれを観てちょっとはF1に興味を持ってくれる人がちょっとでも増えてくれることを願っています。
F1の政治部分もちょっと描かれてますしね。F1は単なるモーターレースではなく、世界です。政治も含めてのF1です。角田裕毅が軽んじられているのもF1世界です。それでも、世界的に角田人気は明らかにあるので、過去よりはまだマシです。
ちょっとでも面白いと思ったら本物のF1も観てください。
まぁ、DRSとかちょいややこしい点もありますが、とりあえず、速い人が勝つのがレースです。
世界的には十分人気なので、日本国内のF1発展を願って。