【感想】映画「アレクサンドリア」主演:レイチェル・ワイズ

さてさて、またヨタ話からいきましょうか。

GW入りましたね。激烈にいい天気なので、街には人が溢れているようですが、私は基本外出せず。もちろんね。

GWに久しぶりにパンでも焼こうかと思って(なんとホームベーカリーがあるのよ。使わないですよー)、イオンに強力粉を買いに行ったら、まぁ、びっくり。

薄力粉(普通の小麦粉)の棚がカラッカラーー。強力粉の棚もカラッカラー。なんとか、日清「スーパーカメリア」(強力粉でのちょっと高め)だけがちょっと残っていたので1個買いました。

GWで、家でクッキーとかパンでも作る人が多いのかなー。と気楽に考えていましたが、家で「小麦粉転売横行」ってニュースやっててびっくり。

えぇー、そんなに売れてるの?なぜ??ってところですが、トイレットペーパーが売り切れたくらいなので、何が売れてもおかしくないんでしょう。

ちなみにトイレットペーパーも流通は戻ってますが、価格はだいぶ高いですね。まだ、買いだめしている人が多いんでしょうか。

あとは、ニュースにもなってますが、わけわからんところでマスク販売がされている。まぁ、価格がアホみたいなので買いませんが、こうやって意味わからなんところでも販売仕出しているということはだいぶ回りだしているということなんでしょうね。

前のように激安にはならなくても、手には入りやすくなっていきそうです。

そんな中、洗えるマスクカバーというものがバッカバッカ出てますね。もっと出しまくったらええねん。そうしたら使い捨てマスクの需要も下がっていくので必要な人に必要な数が回っていくでしょう。

まぁ、正直医療関係最優先でいいと思いますね。

あのMTGもマスク生産ということでびっくりしましたが、MTGメディカル(買収して社名変更)って会社があったんですね。医療関係にくばるので一般販売はないとのことですが。


だいぶそれましたが、パン焼きましたよ。成城石井で買ったオリジナルチョコレート(カカオ52%なので甘い甘い)を砕いて入れましたが、なかなかいい出来。まぁ、外気が温くなっているのでパンも膨らみやすい。

味は普通ー。そんなにおいしいって感じじゃないなー。食パンの美味しいのって難しいよね。「乃が美」なんかの高級食パン大人気ですが、そこまでおいしいって思わないし。。。


あ、そういえばバターもバカ売れしてて、嫁がハシゴしてくれて3店舗目で無塩バターをゲットしてくれました。有塩はなかったとのこと。

昔からバターはバカ売れしたり余ったりと難しい。ほぼTVで取り上げられてってことが多いんですが、今回も免疫にいいってことが3月に放送されたとのこと。しっかし、1ヶ月前のことが今も影響する?別問題?単に暇で料理作りたいだけでしょうか。



さぁ、いつもどおりヨタ話長かったですね。。。

やっと、本題


映画「アレクサンドリア」見ました


レイチェル・ワイズが主演。アレクサンドリアってアレキサンドリアとか名前が色々でややこしいんですよね。舞台が古代エジプトのアレクサンドリア図書館ってことで少し興味わきました。

名前通りアレクサンドリアってアレクサンダー大王が作った都市の一つなんですよね。その中でも反映して残って図書館は文化の中心でもあったので、それが舞台となるという点に興味ありました。

なので、正直レイチェル・ワイズが主演ということはそんなに興味なく、見てからめっちゃ主演(メインもメイン)ってことで驚いていた私。

ストーリーなどは他サイトなどにいくらでも載っているのでそっちで確認してください。単なるグダグダの感想を書いていくだけです。


見たあとに知りましたが原題は「Agora」(アゴラ)。ギリシア語とのことで日本語では「広場」って意味(そういや世界史で用語出てきた気がする)。原題より「アレクサンドリア」でよかったと思う。アゴラだと日本人的にはポッカーんってなると思うので。

ただ、見ていると「Agora」の意味はわかる。広場と図書館が舞台なのよね。で、広場で宗教対話(というか対立)が起こる。

最初は、当時はまだ新興宗教でもあったキリスト教(一神教)と現地宗教(多神教)との争い。そこで、キリスト教が勝利し、数年後はキリスト教とユダヤ教の争いが描かれています。

そんな宗教対立が激化している中で、主人公の哲学者(天文学者)でもある主人公ヒュパティア(レイチェル・ワイズ)が地動説の真理を発見する過程と、自分の信念を突き通す物語。

結婚してしまうと女性(妻であり母)という役割になってしまうため、哲学者であることを選ぶという点でもかなり特異な主人公ですが、それを最後まで突き通します。

最後は、キリスト教に改宗しないと殺されるということがわかっていても改宗せず死んでいく。というか無残に殺さていく。

ヒュパティアを愛した2人の男の守りたいという気持ちと行動がなかなか辛く刺さるね。最後もあれが救いなんでしょうが、辛い終わり。もう、全然爽やか感ないっすよ。


ただ、見てよかったとは思える。特に今の情勢で見ると、以前(ビフォーコロナ)の通常と思っていた世界で見るのとは感じ方が違うと思います。


私としては、この映画に限らずですが、群衆は恐ろしいということを常々感じる。個人ではいい人でも集団になると人間はどこまでも残虐になれる。それこそ、人殺しや略奪などでも群衆だと起こってしまう。それを止めるための人間に備わった理性であるが、群衆になると理性が飛ぶ。それは、日本では村八分や海外では魔女裁判(今回の映画でも描かれる)といった事例でもある。要は古代から人は成長していない。もっと学ぶべきだが学べない。だから歴史は繰り返す。


警告を感じられる映画。映画としては主人公が自分の考えを突き通して死ぬのは物語としては意味あるし、人間的にも偉大ですが、自分がどこまでやれるか、またそこまでの信念があるかというとない。そこまでの信念を持っている人が今の日本でどれだけいるんだろうか。コロナの報道でも文句しか言わない。そうではなく、自分が何をするか、どうするか。何ができるか。自分を振り返るしかないんでしょうね。


また、宗教対立が描かれていますが、結局力(暴力)で制圧していくという点が描かれています。歴史を勉強するば明白ですが、宗教は崇高ではなく人間活動の一部ということを見せてくれる映画でした。(あ、別にキリスト教に限らずね)


なんかここだけ読むと宗教否定派のように見えるかもしれませんが、めっちゃ肯定派なので、宗教だけでなくいわばスピリチュアル(この言葉胡散臭くて好きじゃないんだが)も肯定派なので。そこらはまたにしましょう。


結局見ていて最後は辛い映画ですけど、今のコロナウィルスで今後や今の自分や世界を考える、感じる。というにはめっちゃいい映画。中身は全くウィルスとか関係ないですが、どれだけ人が自分ではなく周りに影響されて自分の考えで決めてないか、他人任せなのかもわかっちゃいますよ。


日本人からすると日本では人気は出ないだろうなーと思う映画ではありますが、個人的には見てよかったっす。ありがとう。


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